2017年10月20日金曜日

静寂の中から語りかける香り・ANGELA CIAMPAGNA


The scent made me imagine endless mysteries coming through the depth of silent transparency.  

KANAT / HATRIA COLLECTION / ANGELA CIAMPAGNA 

http://www.angelaciampagna.com/




ANGELA CIAMPAGNA 

http://www.angelaciampagna.com


Yesterday, I enjoyed the lecture by Angela Ciampagna (perfumer) and Enrico Maraffino  (brand creator) at Isetan Salon de Parfum, Tokyo, Japan.

http://www.isetanguide.com/20171018/parfum/



The perfumer explained about the most important things for creating fragrances ;

to find the raw materials matching images the perfumer has, and refine them. I think that their inquiring mind and soul provide us amazing experience .



その香りが私に想像させたもの、

それは静かな透明感の奥底から伝わる果てしない謎。

カーナトアトリアコレクション / アンジェラ チャンパーニャ

http://store.daido-corp.co.jp/shopdetail/000000001334/ct219/page1/recommend/


アンジェラ チャンパーニャ

http://www.daido-corp.co.jp/product/detail26.html


昨日 伊勢丹サロンドパルファン(2017 10/18-23)のセミナー会場に於いて、調香師のアンジェラ ・チャンパーニャさんとパートナーでブランドクリエイターのエンリコ ・マラフィーノさんによる講演を拝聴。アンジェラさんは、香りを創る上で最も大切なことは、創り手が描くイメージに合う素材を探し出して磨き上げることだと語る。彼らのこうした探究心や心意気が私たちに驚くべき体験を提供しているのだと思う。




アトリアコレクション全7種。背景となる町アトリの佇まいを映像で眺めた後で、一つひとつ、目を閉じて調香師の提供する音楽とともに香りを鑑賞。どれもこれも、研ぎ澄まされた静けさの中から未知の空気感を語りかけてくる。


東京にて、sawaroma より。

…written by SAWAROMA

at Tokyo.


2017年10月18日水曜日

Organic cosmetics by 《WANOWA》・柔らかな国造ゆずの香りを活かす


Yesterday, yellow and green colors of this booth made me stop,

at the REST STATION ofPR01. TRADE SHOW TOKYO | SS18

at EBiS303 , 2017.10.1719.



The booth presented a Japanese brand  WANOWA》, their 2 skincare products ; hand cream and face pack make use of so precious Kokuzo - Yuzu of Nomi Ishikawa prefecture .

They have produced organic yuzu since 1980. This yuzu  named Kokuzo- Yusuwith delicate aroma has been used in the cuisine of Ishikawa .  

The essential oil and distilled water by steam distillation of the peels are used in WANOWAcosmetics. I tried the hand cream on my skin, the aroma is very soft and the touch is gentle.   




昨日、恵比寿のEBiS33にて開催された《PR01. TRADE SHOW TOKYO | SS18 at EBiS303 , 2017.10.1719》。その会場受付の横、窓側のレストステーションに、鮮やかな黄色や緑が映えるブースがあり立ち寄ってみました。なんと国産ゆず、四国や九州産ではありません。北陸の石川県能美市で1980年以来無農薬で作られているというゆずが置いてあります。小ぶりの緑の果皮。国造ゆずと呼ばれています。




この果皮から水蒸気蒸留により得られる精油と芳香蒸留水を活かしたスキンケア商品2種(ハンドクリームとフェイシャルパック)が販売されています。ゆず果汁の入った紅茶をいただきながらさっそくクリームを肌に試してみました。柔らかな香りそしてすうっと違和感なく馴染みます。なかなかこんなジェントルタッチのクリームにはお目にかかったことはありません。フェイシャルパックに使用されているというゆず蒸留水の香りも優しく思わず商品化へのストーリーを聴き入ってしまいました。この開発の背景とブランドについては特設サイトでも知ることができます。

WANOWA

https://www.wanowa.co


東京にて、sawaroma より。

…written by SAWAROMA

at Tokyo.



2017年10月15日日曜日

温かなゆらぎ〜知的に香る・DADA / CIRE TRUDON


Un jour de pluie froide. Lumière de bougie et son parfum.

La chaleur se propage doucement dans lair , avec larôme délicat.

CIRE TRUDON

https://trudon.com/eu_fr/



寒い雨の日。キャンドルの灯りと香り。

温かさは芳香とともに、穏やかに拡がる。




« DADA » parfum est doux et mystérieux. Jai senti les fruits de la paix à lintérieur. Jai imaginé le temps du thé en sentretenant de lart ou la littérature avec des amis. DADAparfume intellectuellement.


DADA

https://trudon.com/eu_fr/la-maison/bougies/dada.html 


https://trudon.com/eu_en/home/candles/dada.html (English)



« DADA » の香りは柔らかくミステリアス。奥のほうに安らぎの果実を感じる。友人とアートや文学について語り合うお茶の時間を想像した。

DADA》は知的な香り方をする。




「香水瓶にみる老舗キャンドルブランドの試み・Cire Trudonプロダクトからデザ イナー Pauline Deltour を知る」2017,8, 23 sawaroma

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/08/cire-trudon-pauline-deltour.html

この記事を書いてから、このブランドに興味を持ち、早速お気に入りを見つけていた。

今日のように冷たい雨がしんしんと降る日に嬉しいキャンドルの温かさ。

香りも独創的で、まるで物語のように静かにイメージを語りかけてくる。

ほのかにあたたまった優しい香りにつつまれて、お茶でも淹れよう。



参考情報

シール トゥルードン 

日本正規販売店 情報サイト

http://www.belavista1989.com/cire_trudon_shopping.html



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.


2017年10月12日木曜日

北欧の香り・Memory of《AAMU》by Finnish brand LUMI


I recognized the Finnish brand LUMI for its luxury leather accessorie at Inrerior Lifestyle Tokyo 2017. In the booth, candles and skincare products were also displayed. Their scents made me imagine the Nordic landscape.

AAMUis a Finnish word which means"morning". The invigorating scent is still memorable for me.




And yesterday, I found this article of Wallpaper .



https://www.wallpaper.com/gallery/lifestyle/bites-wallpapers-pick-of-the-latest-grooming-food-and-technology-goings-on-2017#211307



LUMI bags has already been launched in Japan. According to the Japan sales agent, their scent and skincare products will be on sale next year.



6月のインテリアライフスタイルショーでそのモダンでエシカルなバッグデザインに魅かれ注目していた《LUMI》。同時展示されていた「朝」「白夜」といったネーミングのキャンドルやスキンケア商品も香りが印象的で記憶に残っていました。まだ訪れたことのない北欧の風景が香りからイメージできたのです。

昨日のWallpaperの記事でも”It promotes the idea that scent can be used as a tool to conjure memory from a specific place or time,

とありましたが、まさにこうした北欧独特の香りのプロダクトはこのブランドならではのイメージを一層立体的に伝えてくれます。日本では既に公式ウェブサイトもあり、バッグも販売が始まっています。香り商品は来年になるとか。待ち遠しいです。




参考情報


LUMI 日本公式ウェブサイト

http://lumi-japan.jp



フィンランド発《LUMI……At Interior Lifestyle Tokyo 2017

2017, 6, 16   sawaroma

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/06/lumikeiko-at-interior-lifestyle-tokyo.html



東京にて、sawaroma より。

…written by SAWAROMA

at Tokyo.



2017年10月8日日曜日

読み直しという娯楽・『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(森晶麿 著)


編集に携わる香りの専門誌で「BOOKS」という書評ページを担当するようになり、かれこれ5年以上経つ。毎号担当冊数は2冊から4冊。そもそもが幼少期からの読書好きゆえ、心に響く新刊探しは苦ではない。とはいえ、香りを愛好する読者の好奇心を刺激する書名や表紙の装丁にいつも出逢えるとは限らない。



この本と出逢ったのは6年前の秋だった。仕事帰りの木曜夕刻。どこの書店でどんな書棚に置かれていたかまで鮮やかな記憶がある。その夜のうちに一読した。香りの専門誌『PARFUM2011年冬号(160号)誌面で紹介することを決めたのち、備忘録として次のような記事も書いていた。


香りと空想が好きな方へ・『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(森晶麿 著)

2011, 11, 14.  sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2011/11/blog-post_14.html



現在は文庫本として表紙も新しいものとなっている。

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/21128.html




さて一昨日のこと。新刊情報を探していたところ、見覚えのあるタイトルに出会う。

『黒猫の回帰~あるいは千夜航路』

http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013089/

6年前に紹介したあの本の続編だった。

なんと6冊目である。



最初に出逢った本を読み直す。魅力的なプロットであったことだけは憶えていたが細かいことなど忘れていたから初心で読み直す。今度は6つのストーリーを3つずつ、2日に分けて味わいながら。やはり面白い。紹介して良かった。出逢ったときは「美学」というフレーズに特に魅かれていたようだが、現時点の私はとりわけ「エドガー・アラン・ポー」に魅かれた。今回の再読はポー作品の読み直しにも繋がりそうだ。



なぜ今ポーに? このところ私には、19世紀の文学、芸術を再考する機会が続いた。5月には練馬区立美術館でこの展覧会を鑑賞しており、

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/05/1970.html

先月はセザンヌとゾラの映画に触発されて、知っていたつもりにすぎなかったゾラの『居酒屋』と『ナナ』を精読していた。

その直後、19世紀を生きたポー作品に触発された物語に再会したのだから。



先行知識があることによって生まれる魅力、無くても潜在する魅力。

この『黒猫あるいは』シリーズにはどちらもあると再認識。

これから続編を読んでいこうと思う。

必ずしも刊行順でなくとも

例えば表紙に魅かれた順に。



参考記事

読み直しという娯楽・ シャーロック・ホームズ

2011, 1, 30 sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2011/01/blog-post_30.html



東京にて、sawaroma より。



2017年10月7日土曜日

八角〜 Anise flavor 〜 Fragrance



八角に拡がる星のような形。

ビタースィートな香りのインパクト。

ただ香りを「聴きにいく」だけでも私には元気をもらえる大好きなスパイスです。一呼吸すると胃腸をはじめ内臓が和らぐのを感じます。


八角/Chinese star anise

Illicium verum


Star anise / Fragrantica

https://www.fragrantica.com/news/Star-Anise-2212.html



思い浮かぶのはこの香りを生かした様々な料理、お茶、リキュール。

八角とは植物の種類は異なりますが、

フェンネルやリコリスなどにも共通の特徴的な香り成分があります。

この香りのままではスパイスや薬品を想像される方も多いでしょうけれど、

この、どこかファンタジックな浮遊性を持つ甘さのような辛さは間違いなく

フレグランスのニュアンスにも貢献しているはず……と、このような香りを生かしたフレグランスについて調べてみました。


Anise Perfumes / Fragrantica 

https://www.fragrantica.com/notes/Anise-393.html


やはりたくさんあります。《L'Heure Bleue  Guerlain》の幻想的なトップノートにも一役買っていたようです。


私が個人的に懐かしさと共に注目したのは、《Air Kenzo 》。このくぐもった透明の奥に一塗りしたような青のボトルそのままのイメージの香り。



2003年発売でした。子供の頃に見上げた空のようであり、これから起こるかもしれない嬉しい驚きの予兆であったり。あの香りの余韻と共に大切に保管していたボトルと再会です。



東京にて、sawaroma より。



2017年10月2日月曜日

林檎の季節・La saison des pommes


シナノドルチェの季節は短くて。

La saison de cette pomme 

a été la deuxième moitié de septembre.



20139月の記事です。外れてしまった写真は上に再掲しています。

「シナノドルチェ・みずみずしく芳醇な今だけのリンゴ」

http://sawaroma.blogspot.jp/2013/09/blog-post_23.html



そして10月といえば紅玉の季節。

こちらは昨秋の記事。写真は健在です。

「紅玉・Cest une des couleurs de lautomne.

http://sawaroma.blogspot.jp/2016/10/cest-une-des-couleurs-de-lautomne.html



昨年はちょうどこの頃に甘いリンゴの香りがトップノートに活かされたフレグランス

Modern Princess/Lanvin  がデビューしたのでした。

http://sawaroma.blogspot.jp/2016/10/modern-princesslinvin.html



秋の乾いた風の中

身に纏うフレグランスも軽やかに

みずみずしいリンゴのように香らせたいものです。



東京にて、sawaroma より。