2017年9月1日金曜日

『いけばなときもの』・日本語の背景に触れる


ひらがなばかりの書名に眼を留めました。

思わず手に取ると、表紙に描かれた二つの手が見えて吸い込まれるようにその絵を眺めてしまいました。

一方の手は枝を、片方はきものの袂を持っています。



書名 いけばなときもの

著者 / 池坊 専好   矢嶋 孝敏

発行 株式会社  三賢社

http://www.sankenbook.co.jp/books/940.html



帯に記された言葉がさらに私の足を止めてしまいます。いつも心の奥で問いかけ、考えてきたことなのです。

……

「数少なきは心深し」

「余白を生かす」

「心地良いアンバランス」

……


池坊専好さんは、華道家元池坊の次期家元継承者。

矢島孝敏さんは、創業100 年の株式会社やまと代表取締役会長。

お二人による美意識談義には

普段何気なく使われている日本語がおもむきを持って登場します。

改めて、日本語の言葉の意味を考えさせられ、その根底にあったものを感じさせられました。


帯の右側に紹介された映画『花戦さ』。

 http://www.hanaikusa.jp


夏に見逃してしまいましたが

今月(9/169/29)下高井戸シネマでも上映されます。


東京にて、sawaroma より。



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