2016年9月10日土曜日

新刊『大人の「ローマ散歩」』から香水《ROMA /Laura Biagiotti》への回想



Tous les chemins mènent à Rome.
Oui, c'est vrai. J'aime le parfum, le cinema, l'architecture,…et 
ils me conduisaient à l’intérêt pour Rome.

すべての道はローマに通ず。
まさにそう思う。私が好きな香水、映画、建築…
それらはローマに対する関心へと導いてくれたのだから。

知人の内野正樹さんは、建築および映画・思想・文学・芸術などのジャンルで編集・執筆・写真撮影を行い、様々な試みにチャレンジされている。
昨年春には著書『パリ建築散歩』↓(in an article of SAWAROMA )  を紹介された。

そして先月末には、次なる著書
大人の「ローマ散歩」』/大和書房
が発刊。


臨場感あふれるカットの写真は何度眺めていても飽きない。
スタンダールが感動のあまり涙したというコロッセオ、
聖なる静謐さを醸し出すパンテオン、
500もの噴水がある世界遺産、ヴィラ・デステ。
緑と空との絶妙なる調和が、時を超えて人が愛する形を教えてくれるような建築物、庭園、美術作品の数々…。歴史・文学・映画に絡めたコラムも興味深い。

Rome ne s'est pas faite en un jour.
(まさに)ローマは1日にして成らず。

『ヨーロピアンモード』〜『ローマの休日』〜『ROMA /Laura Biagiotti』


の中でも触れたが
初めてイタリアに取材に出かける機会を得た時に愛用していたのが、ラウラ・ビアジョッティの香水《ROMA》。この淡い大理石のオレンジがかったベージュのパッケージや、建築を彷彿とさせるボトルヴィジュアルとともに、あの独特な複雑さと柔らかさを併せ持つ香りは今も憶えている。


ROMA / LAURA BIAGIOTTI ウェブページ(イタリア語、英語表記あり)

数年前ウィーンの空港にて免税店に立ち寄った際、この香水の大きなボトルを見かけた。懐かしさとともに、ヨーロッパで愛されている香りの一つになったのかとあたたかな気持ちで満たされた。

イタリアの首都、ローマ。今日の文化を語る際、この場所で起きたこと、生まれたことを抜きでは語れない。今年2016年は日本イタリア国交150周年でもある。


参考情報
ラウラ・ビアジョッティについて・About Laura Boagiotti / Fashionsnap.com
http://www.fashionsnap.com/dictionary/laura-biagiotti/


…東京にて、《SAWAROMA》より。

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