2012年8月16日木曜日

ブランド名は調香師名…フランシス・クルジャン

かつて魅かれたフレグランス、調べなければわからないその創り主である調香師の名をあえて調べ記憶にとどめていた…その人にとっては、もはやこの時点でこの調香師の名前そのものが、得難いフレグランスブランドとなっているのかもしれません。

フランシス・クルジャン

彼は、音楽とバレエを学び15才で調香師を志して修行を重ねたそうです。最初に注目されたのはゴルチエブランドのフレグランス。以来組織に属しながら多くのフレグランスを世に送り出し、2005年にはマリー・アントワネットの愛した香りの再現も試みています。数々の功績が認められて2009年にはフランス芸術文化勲章を受賞。同年自らの名前を掲げたフレグランス・メゾンを創立しました。

これまで海外でしか入手できなかったと思われるこのメゾンのフレグランスが遂に日本初上陸とのニュース。またしても時期は9月。秋の入口。

若きスター調香師フランシス・クルジャンのフレグランスが日本初上陸!伊勢丹新宿店で9月先行発売

たしか先月、フランスの美容雑誌の記事(夏に着替える香り)を紹介するブログを書きましたが、この記事で紹介されていた3人目のマダムが、まさにフランシス・クルジャンのフレグランスを使用しているとコメントしていました。

私はといえば、このフレグランスの香りを造った人物として、確かに記憶にありました。深く、柔らかく、記憶に響き渡る独特の音楽のような印象でした。今でも秋から冬にこの香りと過ごす日々を大切にしています。


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