2012年1月13日金曜日

Carré de parfum par Joel Durand (ジョエル デュランのチョコレート)


チョコレートの調香師・ジョエル デュランでご紹介のチョコレート。26文字の "Carré de parfum" (カレ・ド・パルファム⇨香りの四角) のうち5文字を入手しました。


まずは私のイニシャル、S,H。


Sはフランスで昔から愛されているリグリスのしっとり感がホワイトチョコレートベースで堪能できます。古くはシルクロードを渡ってヨーロッパで親しまれ、トルコの湿原でゆっくりと生育し根に栄養分を貯めた貴重なリグリス使用。
Hはプロヴァンス産クローブ&フレッシュレモンの皮入りブラックチョコレート。レモンの香りが弾けたと思いきや、ツブツブと深みのあるクローブが甘くほろ苦く漂います。クローブを生かすためにレモンを合わせているところが素敵。

そして、家族のイニシャル、K,N,T。


Kはブラジル産ピュアアラビカコーヒーのブラックチョコレート。コーヒー豆の中でもわずか1%だけしか存在しない貴重なアラビカコーヒーを使用。シャープな香りと深い酸味とのバランスがグッド。
Nはイタリア・ピエモンテ産ヘーゼルナッツ使用のサックリとした香ばしさが魅力。白トリュフで有名なピエモンテの土地で育ったヘーゼルナッツは、豆自身が持つ油脂の多さと香り高さが特徴。
Tはイタリア産ティラミスをホワイトチョコレートベースにて。北イタリア生まれの「私を元気にして!」という意味を持つティラミス。マスカルポーネをたっぷり使用し、何層もの階層がこんんなに小さな四角の中でティラミスを忠実に再現。

上記解説は、お店でいただいたコチラのカタログから引用しています。
このカタログはちょっとした「世界のフレーバー事典」。写真も綺麗です。


薄いクーベルチュールチョコレートが包み込む世界の香りの恵み。「小さな四角」でも十分に満足できるのは、その厳選された天然原料の香りとチョコレートとの考え抜かれた組み合わせによるものでしょう。一粒ずつ味わう様々な地域、国の香り。まさに世界をゆっくりと旅するような気持ちになれます。母国語フランス語を構成する26文字で世界中の豊かな香りとチョコレートのマリアージュ(組み合わせ、色、香り、味わいなどの配合)を表現したジョエル デュランの試み。深く記憶に刻まれました。

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