2011年11月17日木曜日

誕生から45年目に掲げた香りの形・" BOTTEGA VENETA "

昨日のブログ で予告のフレグランスボトルをご紹介します。昨日の雑誌記事の写真では姿を見せていませんでしたが、このボトルの底面をご覧ください。
イントレチャート(イタリア語で「編込み」「メッシュ」を示す)。
ボッテガ・ヴェネタの代名詞的なビジュアルです。
しなやかな丸みのカーブの先に、時を経て浮かび上がる光の模様。
20年前の秋に訪れたイタリアの陽光を思い起こしました。


" BOTTEGA VENETA" 初のフレグランスは、ブランドが誕生した1966年から45年目の2011年に誕生。イタリアの腕利きの革職人たちが築いてきた伝統に根差すこのブランドの哲学は「自分のイニシャルだけで十分(When your own initials are enough)」というモットーに表現されているそうです。

改めて、ブランドの香りを持つとはどういうことか、考えさせられます。

初のフレグランスの名前もブランド名そのままです。ブランドそのものを表すボトルデザイン、香り、シグニチャーカラーのパッケージ。


シンプルな形状はいつの世も人に求められるスタンダードであると思います。しかしながら、シンプルでありながらも優雅なテクスチュアを感じさせ、無意識の奥底に潜む官能に深く響く存在感を表現することは容易なことではありません。たとえて言うならば、それは日々の積み重ね、本質を求める熟考と五感の解放を繰り返すこと…人にとってかけがえのない美を追求し続ける姿勢の先にしか見えないものでありましょう。

参考資料:
BOTTEGA VENETA PARFUM リリース資料

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