2011年10月13日木曜日

色んな国の匂いのする歌声・クレモンティーヌの「カヴァメンティーヌ」

ついふらふらと入ったお店で見つけた懐かしのクレモンティーヌ。
タイトルをよく見もせず、イチバン好きなヴィジュアルのジャケットのものを手にとった。どうやら今年の1月に発売されたカバー曲を集めたものらしい。











曲目をご紹介。
01 Un Homme et Une Femme(男と女)-GRAND MIX-
02 Garasugoshi ni kieta natsu(ガラス越しに消えた夏)
03 Akujyo(悪女)
04 Season in the sun
05 Les Champs-Elysées(オー・シャンゼリゼ)-SWEET MIX-
06 La mer
07 Tenohira wo taiyouni(手のひらを太陽に)- Japanese ver.-
08 ふたりでPARISに行こう
09 Bésame mucho
10 Route Nationale 7(国道7号線)
11 Romance d'Autrefois(過ぎ去った恋)
12 Comme d'habitude(マイ・ウェイ)

これがなかなかいい。聞いていて心地よく、疲れない。
特に誰もが知っているであろう、映画「男と女」の"ダバダバダ…"がこんなにもスマートに軽やかに流れ、あの「オー・シャンゼリゼ」が可愛い音になっているのにはちょっと驚く。改めてフレンチ・ポップスの魅力を再発見した気分。

さっそくフランス語初級のクラスで流してみたところ、10代後半から20代の学生にもけっこう好評。貸してほしいとリクエスト。

あの「チューブ」の夏の熱唱系代表曲「シーズン イン ザ サン」もまるでシエステ明けのおやつの時間のような脱力感がただよい、「ここはどこの国?」と思ってしまうし、フレンチネイティブのゆっくりとした日本語の発音にもなごむ。

フレンチ、ラテン、アジア、アメリカン…さまざまな文化が混じり合い、ポップスのようなジャズのようなボサノヴァのような国籍不詳の音が淡々と流れるひととき。なんだか無になる境地。

このひとのCDを買ったのはもう何年前になるだろう。確か1990年代の前半。
穏やかな気持ちで聴けた歌声。聴くと自然にチカラが抜けていく感覚が独特。改めて、どんな生い立ちなんだろうと公式サイトをのぞくとこんな記述が。

「パリ生まれ。フランスで有数のジャズ・レコード・コレクターの父親の影響で自然とジャズに囲まれながら育つ。幼少時は父の転勤に伴い世界中を回っており、ラテン音楽とボサノヴァに親しんだのは4歳のころに過ごしていたメキシコでのこと。その後、アメリカ、ギリシャ、スペイン、イタリア、ポルトガル、イギリスでの生活を送りながら、様々な文化に接して育った。…」

続きはこちらより。クレモンティーヌ公式サイトよりバイオグラフィ












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