2011年6月18日土曜日

薔薇の香り付き切手・切手の博物館にて

「薔薇の切手 香りのイメージ展(切手の博物館)」を鑑賞してきました。世界中にはなんと薔薇模様の切手が多いことでしょう。いかに世界中で薔薇が愛されているかをまたも再認識。切手でチョットした薔薇文化史まで楽しめました。

タイ、インド、ドイツ、などの香りつき薔薇切手の香りも体感。ほんのり清楚な薔薇の香りが漂う切手なんて、送られた人にとって手紙そのものがかけがえのないプレゼントになりそうです。

中でも、タイの切手はまさに薔薇の花束さながらに清楚な薔薇の香りがついていました。タイでは2002年からバレンタインデーの時期にちなんで薔薇の切手が発行されているほど。バレンタインデーには日本では女性から男性にチョコレートを送る形式が主流ですが、タイでは男性から女性に薔薇の花を送るのだとか。タイの香りつき切手2種類を買うこともできたので早速入手。



オーストラリアやドイツの香りつき薔薇切手もありました。どれもほんのり優しく香っていました。切手によって微妙に香りは違いますが、共通しているのは清楚な印象です。



初めて香りつき切手がつくられたのは1955年、西ドイツにおいてだったそうです。そのときはハッカの香りだったとか。いまや紙への香料印刷技術も随分進歩しているようです。

切手は小さな絵画。印刷技術の進歩により、切手収集家の楽しみも増えたことでしょう。そもそも切手はなんと便利なものかと思います。この切手というものが初めてつくられたのはいつ、どこで?と想像してみました。……世界に先駆けての産業革命の国、イギリスで1840年。絵柄はビクトリア女王の横顔だったそうです。美しい絵柄だけではなく香りまで載せてしまう…まさに切手は時代を映す鏡であり、文化の象徴です。

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