2011年5月28日土曜日

猫の嗅覚センサーは? 植物の香りをどう読むか?

嗅覚といえば優れたものとして犬が挙げられますが、猫はどうなのでしょうか。時々猫が色々なものに鼻を近づけてクンクンしている姿を目撃します。以前初めての訪問先で遠い高台にいたそのお宅の猫が私に近付き、顔や手や胸元などに鼻を近づけてクンクンした後で甘えてきたときは「私は安全とみなされたのかな?」と興味深く思ったものでした。

最近、猫と暮らす人で、自宅で積極的に香りを用いたりハーブや植物を育てるケースが多いとききます。同時に、人が心地よい程度の室内香(アロマテラピーで用いる精油を空間に焚くなど)は猫には無害かどうか、また香りのするハーブを猫が食べてしまっても大丈夫かという疑問の声もよく耳にするようになりました。

確かにこれは十分配慮に値することと思います。
人でさえ、強い香りの空間に長時間いたり、頻繁に過ごすことは辛そうですから人よりも嗅覚が鋭敏そうな動物にとってはもっと負担になるかもしれません。そして、猫と人では身体の構造が違うはずですから食べてよいもの、危険なものも違うはずです。

厳密には、猫の解剖生理学をわきまえた獣医師で、なおかつアロマテラピーで用いられる精油の猫への使用について見識をもち、猫が食べると危険な植物について知識がある専門家に尋ねたいところですが、とりあえず書物やインターネットでも基本的なことは調べられるようです。

まず、こんなサイトを見つけました。
「子猫のへや」。トップページに示された項目の多さに魅かれました。

その項目のひとつに
「猫の鼻・嗅覚」があります。やはり人よりも嗅覚が鋭敏のようですね。猫は主に「目の前の食べ物が食べられるかどうか」というチェックや、縄張り確認のために嗅覚を使っているのだとか。とすれば健康な猫であれば、ある程度口にする前に嗅覚センサーチェックが出来るのかもしれません。個々によって違う「鼻紋」というのも面白いですね。

とはいえ、人の住む空間は猫にとっての自然環境ではなく、彼らのセンサー機能が混乱させられることもないとは言えませんから、人のほうで予め危険なものを避けてあげる配慮も必要でしょう。「猫にとって危険な有毒植物」をよく読むと、ここで示されている情報は一通り目を通しておく価値があると感じました。

つくづく嗅覚はもっと使うべきものと改めて感じます。小さいころ、七宝焼きの教室で絵柄を作るのは楽しかったのに焼いているときのにおいで具合が悪くなり途中で帰ってしまったことはよく憶えています。今でも帰りの混雑した電車の中で危険を感じる位辛いにおいを感じて降りてしまうことがありましたが、それも自衛なのでしょう。




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