2011年2月10日木曜日

冬ケア・2(美しい爪と髪は食事から)

"VOTRE BEAUTÉ" 2月号特集記事「冬のお手入れ…25の秘訣」を読みすすめています。冬ケア・1では滑らかな手肌のためのケアをご紹介しましたが、これはボディ全般にもいえることでした。石鹸での洗いすぎは避けて、最低1日1回は全身の乾燥部位に保湿ケアをという記述に共感。私は毎日全身の皮膚を自分のハンドセンサー(手の触覚)でチェックしていますが、特にこの時期乾燥しやすい脚部やお腹周りは手で泡立てた石鹸で軽くぬぐう程度。皮脂が分泌しやすいと感じる頭皮、耳の後ろから首肩、背中上部、バスト付近…こうした部位に対してと同様に洗浄剤で洗っているとガサガサの脚になってしまいます。浴槽に長時間つかる入浴も必要以上に皮脂を奪われやすく要注意。

さて、外からケアする以外に大切なこと。それは当然のことながら、皮膚・爪・髪を含むボディの材料となる食事です。ページをめくると艶やかな皮膚&髪が美しい女性のフォトカット。その隣ページには、健やかな爪と髪をつくる大切な栄養素を含む食事について栄養学者によるアドバイスがありました。…間に概要をご紹介。




…爪と髪は栄養状態を見事に反映。生気のないひび割れた爪の惨状はタンパク質・ビタミン・ミネラル等の不足の結果。栄養バランスを欠いたダイエットを長期間繰り返したりするとこうなり易いので要注意。こうした栄養素は爪を構成するタンパク質であるケラチンの合成に必須なのです。日々の食事から肉を省かないように。週に3回は赤身の肉をメニューにして貴重な葉酸と鉄分も摂取して。亜鉛を含むイワシ、マグロ、サーモンなど油分の多い魚、ビタミン12を含む卵黄やレバーを時々摂ることも同様に大切。マグネシウムを多く含む野菜やドライフルーツ、硫黄を含むキャベツ、タマネギ、キュウリも忘れないで…

栄養素メモ。
葉酸…赤血球をつくり、細胞の新生・増殖に活躍。
鉄分…全身の細胞に酸素を運び、貧血を予防。
亜鉛…酵素の成分として重要。細胞の形成などに関わる。
ビタミン12…タンパク質合成サポート。造血作用に関わる。
マグネシウム…多くの酵素の働きをサポート。骨の成分の一つ。
硫黄…アミノ酸に含まれ、艶やかな皮膚、爪、髪をつくる。

参考文献
"VOTRE BEAUTÉ" Février 2011,n°839"
「栄養学と食のきほん事典」
井上正子(医学博士・管理栄養士・日本医療栄養センター所長)監修
株式会社 西東社発行(2010,5)

0 件のコメント:

コメントを投稿