2011年1月18日火曜日

白ブラウスとEcume de Rose

昨日外出時に着たのは、新疆綿のつややかな光沢の白ブラウス。胸元にゆったりとしたフリルが流れ、つやのある素材感がひきたっています。襟の形もシルエットもごくごくシンプルなのですが、この白の光沢がまさにシルクのような質感で、当初ダークカラーのジャケットを合わせようとしていた考えが変わってしまいました。

選んだのは鮮やかなブルーのカーディガン。ブラウスを着たシルエットをそのまま包み込む、ややタイトなニット風ですがこちらも実はコットン製。白の上にこの、太陽を浴びてきらめく海のようなブルーを重ね着したところ、ひとつのフレグランスを思い起こしました。

Ecume de Rose(エキューム ・ド・ローズ)という名のその香りは、パルファン・ロジーヌというブランドのもの。エキュームとは、海面などの泡を意味するフランス語女性名詞。かつてこの香りを気に入って選んだとき、私がイメージしたのは海の泡のような繊細な花でした。軽やかな海風にゆられて、一瞬見えたと思ったらあっという間に消えて…再び波の音と共にしなやかにすがたを現す…そんなイメージです。

天然のローズ香料も使用されているようですが、どこからともなく…私の好きな「ベチバー」という深い緑を想起させる香料のぬくもりも感じられ、しっかりと大地に根付きながらも海風と戯れる花の姿が浮かびます。

ブラウスを着る前のウエスト部分、膝と足元に軽くスプレーしたあと、もうすぐウエストラインに届きそうな髪先にも軽く一拭き。
白のブラウスに青のカーディガン、グレーのスカートという服装に、ささやかな春の海風をのせての外出となりました。忘れたころにふっと香るやさしさに励まされて、和やかな時間を過ごせたと思います。





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