2010年12月5日日曜日

ローズ・バスタイム

久しぶりに一人になれた休日の午後。今日中に、という差し迫った仕事から少し開放されたので、とっておき2010年産ブルガリアン・ダマスクローズの精油、ローズオットーを使ってリラクセーションタイムを過ごしてみました。

まずバスタブにお湯をためて…その中に、私はよく精油を天然塩に混ぜたものをいれます。おわんを二回りも小さくしたようなグラスに、ざらざらっと天然塩を大体カレースプーン2~3杯くらいでしょうか。赤穂の天塩でも伯方の塩でも石垣の塩でも…とにかく天然粗塩であればよいと思います。こちらにローズオットーを滴下。私の使っているスポイトは1滴0.025mL(これで約50本分の薔薇の花の香り成分とのこと…)なので約100本分+バスルーム内への揮発分を見越して3~4滴。(人によっては1~2滴でも十分という場合もありますね。)

ローズバスの香りを楽しむために、手早くシャワーで軽く体を洗ったらすぐにバスタブへ。できればこのバスタブに入る直前にローズオットー入りソルトを。この容器のグラスでお湯をかき混ぜるように入れるのがベスト。お湯の温度によってローズの複雑な香りが一気に拡がるのを感じます。ハチミツのような甘さ?と思いきや、植物の青々しい苦味が感じられたり…。天然精油ですから、調香師によってラストノートまで整えられたわけではありませんが、ワイルドな薔薇という生き物の香りがゆっくりと柔らかく拡散し、いつしかバスルームが優しい花の香りに包まれていることに気付きます。はるか昔クレオパトもこの香りに…と想像。

ゆっくりと腹式呼吸をしながら心地良さに浸っていると、段々身体もリラックスして、うっすら額や頭皮に汗も。これで良いのです。毛穴がゆっくり開き、お湯に浸かっているだけでも皮膚の汚れは落ちますし、お顔の気になる毛穴も普段よりずっと開きます。丁寧に頭皮をシャンプーで洗ったり、お顔と身体を洗うのはバスタブを出てからのほうが皮膚に負担をかけず合理的。ゴシゴシこすらなくても、石鹸を泡立てた手のひらを使えば洗えます。

皮膚に精油を使用する場合、適応には個人差はあるので、香りが苦手であったり、パッチテストでアレルギー反応が出てしまうようであればこうしたことはできないですが、もしそうでなければぜひお試しを。この1滴1滴のパワーを湯気とともに一気に拡げて楽しむのです。薔薇の生花を100本浮かべるよりもトゲもなくリラックスできます。

このローズバスは、その夜にとても深い眠りをもたらしてくれます。私の場合いつもそうです。人によってはこの香りによって脳がシャープに働き始め効率的に仕事がはかどり早く就寝~熟睡できたという事例もきいたことがあります。

最後に、私の体験からのおすすすめを。
このローズソルトは作り置きするよりフレッシュな香りのうちに…。
塩を入れると汗が出やすくあたたまるようです。
塩に精油を混ぜる容器はガラス製を。底が丸めのほうが後で洗いやすいです。精油は水に溶けないので洗うときは中性洗剤で。
ローズバス入浴後すぐにお湯を落とさず、浴室ドアをしばらくの間開けて周囲にダマスクローズの残り香を。乾燥しやすい今の時期、程よい加湿とともに。

2 件のコメント:

  1. すてき!
    普段は天然塩だけなんですが
    明日は香りをプラスしよう♪

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  2. taskoさま
    ありがとうございます。
    ぜひお試しくださいね。

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